【都議選】第1党争いが焦点　SNS戦略の成否も

7月の参院選の前哨戦となる東京都議選が22日に投開票される。選挙のポイントを探った。

　〔第1党争い〕現有30議席の第1党・自民党と26議席の第2党・地域政党「都民ファーストの会」がしのぎを削る。自民は会派の政治資金パーティーを巡る裏金問題で非公認とした幹事長経験者6人の当落も注目点。両党に公明党を加えた、小池百合子知事を支持する勢力が過半数を維持できるかも都政運営の面での焦点だ。

　〔新興勢力〕国民民主党が18人、石丸伸二氏が立ち上げた地域政党「再生の道」が42人を公認。れいわ新選組や参政党などを含め、都議会に足場のない勢力が議席を確保できるか、夏の参院選の試金石となる。

　〔SNS戦略〕各党は街頭演説の動画を配信したり、聴衆に活動の様子を拡散するよう呼び掛けたりしてアピールに努める。最近の首長選でこうしたSNS戦略を通じ、無党派層の幅広い支持を集めたケースが目立つことを踏まえた動きだ。ただ、地方議会選ではより日常の政治活動が重要との見方もあり、SNS活用がどれだけ投票行動に結び付くのか、成否が注目される。

時事通信　内政部2025年06月19日07時06分配信
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025061800747&g=pol