【青森】十数年前から毎年被害…「今年はカメラも盗られた」　青森県で収穫間近のリンゴ1200個の窃盗被害　被害関係者「怒りしかない」

10/25(水) 21:27配信
ＡＴＶ青森テレビ

青森県五所川原市のリンゴ園で収穫間近のリンゴ約1200個が盗まれる被害がありました。被害にあった農家は「怒りしかない」と憤りをあらわにしています。県内でリンゴの窃盗被害が確認されたのは今シーズンで4件目となっていて、警察が窃盗事件として捜査しています。

リンゴが盗まれたのは五所川原市原子にあるリンゴ園です。この園地では約3000平方メートルの敷地に50本のリンゴを栽培していました。このうち、10月19日~25日にかけて収穫間近の有袋ふじ20本、サンふじ9本から合わせて約1200個のリンゴ（時価約15万円相当）がもぎ取られているのを被害女性（58）が気づきました。

女性が25日になり周辺のパトロールをしていた警察官に申告したことで被害が発覚しました。園地で一緒に作業している被害女性の妹（56）は青森テレビの取材に対して「春から天気関係なく体を酷使して働いている。盗っていく人の気持ちはちょっと考えられない。どれだけ苦労して老いた体でもみんながんばって仕事しているのに……それでも盗っていくのだからもう本当に怒りしかない」と憤りをあらわにしています。

この園地では十数年に渡って毎年被害にあっていて防犯カメラを複数個所に設置していたほか、駐在所の警察官に周辺のパトロールを強化してもらうなどの対策を取っていましたが「今年はリンゴだけでなくカメラも盗られた」と嘆いています。盗まれたリンゴは10月下旬から11月上旬にかけて収穫を予定していたもので、女性は「品定めしていいリンゴを盗られている」と話しています。

青森県内でリンゴの窃盗被害が確認されているのは今シーズン4件目となります。警察は周辺のパトロールを強化するとともに窃盗事件として捜査しています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/383d971263ded49d3c239f05229a9997889d9417