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https://digital.asahi.com/articles/DA3S14911229.html

ＭＳ、ＩＥのサポート終了へ　個人向け、来年６月まで　後継は「エッジ」

米マイクロソフト（ＭＳ）は１９日、パソコン向けのネット閲覧ソフト「インターネット・エクスプローラー（ＩＥ）」のサポートを来年６月１５日で終了すると発表した。個人向けのＩＥの事実上の終了となる。ネット創生期を支え、閲覧ソフトの興亡史の主役でもあった名物ソフトが、２７年でその歴史を終えることになる。

　ＭＳは１９日、現行の基本ソフト（ＯＳ）「ウィンドウズ１０」のパソコン向けの閲覧ソフト（ブラウザー）は、最新版の「マイクロソフト・エッジ」が後継ソフトとなると説明した。企業向けのサーバー上などにあるＩＥへのサポートは続くが、個人向けのＩＥについては、ソフトの脆弱（ぜいじゃく）性が見つかったときのアップデートなどがなくなるため、実質的に使えなくなる。

　「エッジ」には「ＩＥモード」と呼ばれる機能が備わっており、ＩＥ対応のウェブサイトやアプリを動かすことができる。日本企業を含め世界の多くの企業には、ＩＥベースのプログラムも多いだけに、ＭＳは「エッジ」内の「ＩＥモード」機能を通じて、互換性を確保している。「エッジ」は最新の世界標準のサイトにも対応しており、安全性も高いのが特徴だ。

　閲覧ソフトを巡っては、ＭＳは１９９５年にＩＥを投入。すでに独占的な地位を確保していたＯＳ「ウィンドウズ」に組み込んで、ネット創生期だった当時、ＩＥの浸透も図った。米司法省は９８年、ウィンドウズにＩＥを組み合わせるのは抱き合わせ販売であり、独占禁止法違反だとしてＭＳを提訴。一時はＭＳに対し分割命令も出たが、結局、両者は和解に至った。ＩＥの米国内でのシェアは２００４年には９５％まで達した。ただ、独禁法訴訟を経て、ＭＳがウィンドウズＯＳ上でＩＥを積極的に推奨できなくなるなか、米グーグルが０８年に投入した閲覧ソフト「クローム」などが台頭した経緯がある。

　ネット創生期に一時は閲覧ソフトで独占的な地位を築いたＩＥが、クロームやアップルの「サファリ」などに主役の座を明け渡していく流れは、米ＩＴ業界内の激しい競争を映す代表的な興亡史だった。

　ＩＥを追い抜いたクロームを擁するグーグルもいま、米司法省との独禁法訴訟にさらされている。同省は昨年１０月、グーグルが検索や検索広告での独占的な地位を使って競争を阻害したとして、同社をワシントンの連邦地裁に独禁法違反で提訴した。同法違反の訴訟では、９８年の対ＭＳ訴訟以来の大型案件であり、歴史は繰り返しているようにもみえる。（サンフランシスコ＝尾形聡彦）

　■専門家「使用継続は危険」

　ＩＥの国内利用者は少なくない。識者はセキュリティー上のリスクを指摘する。調査会社スタットカウンターによると、デスクトップブラウザーの４月の国内シェアは、グーグルのクロームが５８・８％を占める。エッジはすでに１６・９％を占めるが、ＩＥも６・３％ある。ＩＥの世界シェアは１・６％にとどまり、国内のシェアは比較的高い。

　マイクロソフト（ＭＳ）は古いバージョンのＩＥのサポートを順次終了してきた。サポートが切れたブラウザーはセキュリティーの問題などがあり、ネット上の手続きでＩＥを推奨していないサイトは多い。行政の手続きでもエラーが起きるケースが相次いでいる。

　経済産業省は１７日、新型コロナ禍対策の「小規模事業者持続化補助金」をめぐり、申請システム（Ｊグランツ）で障害が起きたと発表した。２千件近くで必要書類が添付されていないケースがあった。アクセスの集中か、推奨していないＩＥからの申請による障害が原因とみられるという。

　立命館大の上原哲太郎教授（情報セキュリティー）は「ウイルスはブラウザーを通じても侵入してくる。セキュリティーサポートが切れたものを使い続けるのは危険だ。パソコンを買い替えないのであれば、タブレットやスマホでウェブを閲覧した方がいい」と話した。

　ＭＳは、ＩＥの利用者に対し、エッジへの移行を呼びかけている。ウィンドウズ１０にはエッジが標準搭載されているため、検索ボックスでエッジを検索すれば立ち上げることができる。

まあ時間の浪費だな、馬鹿を相手にするだけ

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紹介制だし偉そうな口利いたら切るし
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