
MacBookあるやん
あれノートPCで初めて「薄さが正義」って概念ぶち込んだ男やぞ
それまでのノートPCって
「ノートなんやし多少分厚くてもええやろ」「持ち運べるだけありがたいやろ」
みたいな世界やったんや
そこでジョブズや
「アピールポイントは薄さや」って平然と言い放つんや
スペック?知らん
クロック数?どうでもええ
薄さや
ほんで実際にクッソ薄いMacBook作らせて
プレゼンで何したかっていうと
封筒の中からスッ…て取り出すんやぞ
もうその時点で会場ザワつく
スクリーンには他社の分厚いノーパソ並べて
「見てください、これが世界です」
「そしてこれが未来です」
みたいなノリで薄さをこれでもかと熱弁
普通の人間は気にも留めてなかった部分を
「ここが一番大事なんや」って言い切って
その瞬間から価値にしてしまう
これが天才じゃなくて何なんや
ジョブズは性能を売ったんやない
概念を売ったんや
この話のヤバいところは
薄いMacBook作ったこと自体ちゃうねん
本当に狂ってるのは
「薄い=正義」って価値観を
世界中の人間の脳にインストールしたことや
それまで誰も
ノートPCの厚みなんて語ってなかった
レビュー記事でも
CPUがどうとか
メモリがどうとか
排熱がどうとか
そんなんばっか
でもジョブズが一回
封筒からMacBook出した瞬間
世界中のレビュー基準が変わった
他社も一斉に薄さ競争始める
それまで分厚かったメーカーが
「うちも薄いです」って言い出す
昨日まで気にしてなかったのに
今日から急に薄さを誇り始める
これもう完全に
ルール変更イベントや
既存の土俵で勝とうとするんや
性能で勝てないなら価格
価格で勝てないなら拡張性
みたいな
でもジョブズは違う
土俵ごとひっくり返す
「その勝負軸
今日で終わりな」
って平然と言い出す
しかも本人は
技術的な話を一切しない
薄い
ただそれだけ
理屈よりも
体感と物語で動く生き物やからな
封筒から出てくるPC
これ以上わかりやすい体験あるか
「あ、未来や」
って一瞬で理解させる
スペック表100枚見せるより
封筒1枚の方が強い
これに気づいてたのがジョブズ
この薄さ信仰
MacBookだけで終わらん
iPod
iPhone
iPad
全部そう
毎回
「これ以上小さくできるわけないやろ」
ってラインを
平然と一歩越えてくる
「前のやつ急に古く見えるな」
これが一番怖い
性能は一世代前でも使える
でも価値観が変わると
一瞬で時代遅れになる
一番怖いのは
砂漠でラクダに逃げられることやろ
全部過去にする装置
それがAppleの新製品
だから信者が生まれる
宗教とか言われるけど
そらそうなる
だって
新製品発表されるたびに
世界の見え方が変わるんやぞ
しかも
それを誰でもわかる形でやる
専門用語なし
数字ほぼなし
封筒
指一本
スライド一枚
こんなん
勝てるわけない
「我々は〇〇GHzで」
って言ってる横で
「薄いです」
で拍手喝采や
そら悔しいよ
技術者からしたら
ふざけんなって思う
でも
ユーザーは正直や
理屈より
欲しくなるかどうか
ジョブズは
その一点だけを
異常な精度で突いてくる
セールスポイントに変える
ってことの恐ろしさ
薄さ
角の丸み
指の感触
箱の開け心地
全部
本来は語られなかった領域
そこを
一番大事な価値に格上げする
気づいた時には
もう誰も元に戻れない
MacBookの話って
ただのノートPCの話ちゃう
価値観ハックの話や
世界の見方を
上書きする話や
ジョブズが凄いのは
未来を予測したからちゃう
未来を
定義したからや
むしろここからが一番キモや
ジョブズがやってたことってな
「良いモノを作る」やない
「良いと感じさせる回路を作る」やねん
お前が知らないだけ
それから薄いMacbookは全然売れなかった
製品 → 宣伝
この順番や
でもジョブズは逆
宣言 → 世界がそう思う → 製品が追いつく
この順番
「薄いのが正解」
「指で触るのが正解」
「ボタンは少ない方が正解」
まず正解を言い切る
根拠?
ない
でも自信は100%
この言い切りが
どれだけ強いか
自信満々なやつを見ると
「もしかして自分が間違ってた?」
ってなる生き物やからな
しかもジョブズは
エンジニアちゃう
デザイナーでもない
セールスマンでもない
全部の間にいる
意味不明な存在
でもな
その「間」にいるから
全体が見えとる
技術者が
「それは難しいです」
って言ったら
「じゃあどうすればできる?」
って返す
不可能って言葉を
受け取らない
MacBook Pro 分厚くなって再登場wwwwwwwwwwwwwwwww
それまでのスマホ
全部ペン
全部物理キー
全部ゴチャゴチャ
そこに
「ボタン1個でええやろ」
って言い出す
「文字どう打つねん」
「誤操作だらけになる」
「仕事で使えん」
全部正論
全部無視
で
出てきたのが
指で触るガラスの板
今じゃ当たり前
でも当時は
狂気
ノーパンチ松尾の反応
「砂漠でラクダに逃げられて」
「じゃがいもの芽いっぱい食べて」
「ボブスレーのコースで昼寝して」
ニキのアップルストアを美術館のようにした話とインターネットをポケットに突っ込んだという話が好きやわ。
あとユーザーにパソコンを持たせず、電話やでこれってユーザーに刷り込ませた話も好きやったわ
発表の仕方がまたエグい
「我々は3つの製品を作りました」
音楽プレーヤー
電話
インターネット通信端末
会場
「おおお」
「でもこれは
3つの別々の製品ではありません」
ここで
全員脳焼かれる
なんJ民なら
「はいはいまた誇大広告」
って思うところや
次の瞬間
全部繋がる
これ
演出やない
思考の導線設計や
人間が
「理解する快感」を
最大化する構成
スペック表見せるより
100倍中毒性ある
Appleのプレゼンって
宗教集会みたいになる
拍手のタイミング
笑いのタイミング
全部誘導されとる
でも
誰も不快じゃない
むしろ
気持ちいい
洗脳って言われるけど
正確には
納得させられてる
一回納得すると
もう戻れない
「あの体験」を基準に
世界を見るようになる
薄くないPCは
ダサい
ボタン多いスマホは
古い
誰も
そう言えって
命令してないのに
勝手に
そう感じる
これが
価値観のOSを書き換える
ってことや
ジョブズ本人が死んでも
このOSが生き続けてる点
今も
他社は
Apple基準で戦ってる
薄い
シンプル
ミニマル
「Appleっぽい」
って言葉が存在する時点で
もう勝敗ついとる
形容詞になるって
異常やからな
普通は
「便利」
「高性能」
止まりや
でも
「Appleっぽい」
「ジョブズっぽい」
これ
文化や


コメント