八戸市採用の国勢調査員 SNS上で自分の情報を不適切に公開

八戸市が臨時に採用した国勢調査の調査員が、ＳＮＳ上の自身のアカウントで「調査員証」の画像を公開し、調査員番号などを不特定多数の人が見ることができる状態にしていたことが市への取材でわかりました。
市によりますと、この調査員は採用を辞退したということです。

八戸市の広報統計課によりますと、２０日から始まった国勢調査のために臨時で採用した調査員が、ＳＮＳ上の自身のアカウントで調査員番号のわかる「調査員証」の画像とともに自分が調査員であることを公開し、不特定多数の人が閲覧できる状態にしていたということです。

２０日、市の別の部署からの指摘で発覚し、市の聞き取りに対してこの調査員は「今月１９日の午後に情報をＳＮＳに投稿した」と話したということです。

そして、市の担当者が「むやみに情報を発信すると国勢調査で市民が、自分が回答した情報をＳＮＳ上で投稿されるのではないかと心配するおそれがある」などと指摘すると調査員は採用を辞退したということです。

市によりますと、２１日午前の時点で投稿はすでに削除され、これまでのところ、この調査員の情報を悪用した被害は確認されていないということです。

八戸市広報統計課は「調査員には調査の信頼を損ねる情報発信は絶対にしないよう改めて注意を呼びかけたい」と話しています。

このニュースは情報提供窓口「ＮＨＫニュースポスト」に投稿された情報をもとに取材を行いました。

NHK
https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20250922/6080027160.html