MetaがVRの未来を示す二つの羅針盤を提示した。画質の限界に挑む「Tiramisu」と、視野角の常識を覆す「Boba 3」という2つの画期的なプロトタイプヘッドセットの詳細を公表したのだ。これらのプロトタイプは、8月10日からカナダのバンクーバーで開催される世界最大のコンピュータグラフィックスの祭典「SIGGRAPH 2025」で、公開される予定だ。Metaは、VR体験を現実と区別できないレベルに引き上げる「ビジュアル・チューリングテスト」の達成を究極の目標に掲げており、今回の発表は、その「究極の目標」への道のりが二つの異なるアプローチによって加速していることを明確に示している。
Meta、次世代VRの2つのプロトタイプ「超現実」と「超没入」をSIGGRAPH 2025で披露へ | XenoSpectrumMetaがVRの未来を示す二つの羅針盤を提示した。画質の限界に挑む「Tiramisu」と、視野角の常識を覆す「Bobaxenospectrum.com
網膜解像度を超える90 PPDの衝撃
Tiramisuのスペックは、現行のいかなる民生用VRヘッドセットをも凌駕する。
角解像度 (PPD): 90 PPD (Pixels Per Degree)
輝度: 1,400ニト
コントラスト: Meta Quest 3の約3倍
特筆すべきは90 PPDという角解像度だ。これは、人間の網膜が識別できる限界、いわゆる「網膜解像度」が一般的に60 PPDとされるのを遥かに超える数値である。 現行の高性能機であるQuest 3が25 PPDであることを考えれば、その進化は驚異的と言わざるを得ない。 Metaによれば、この解像度は20/20(日本の1.0に相当)の視力検査表をVR内で完全に再現できるレベルだという。
このピクセルが肉眼で全く認識できなくなるこの領域は、まさにVRにおける一つの到達点だ。さらに、Quest 3の14倍にも達する1,400ニトの輝度と高いコントラスト比が組み合わさることで、映像はもはや「画面」ではなく、そこにある「実物」としてのリアリティを帯び始める。
しかし、この驚異的な体験には大きな代償が伴う。Tiramisuは、その圧倒的な画質と引き換えに、他のすべてを犠牲にしているのだ。
この言葉が示すように、体験は鮮烈だ。だが、その窓はわずか33° x 33°という極めて狭い視野角に限定される。 筐体は巨大で重く、高価なガラスレンズが採用されているため、お世辞にも快適とは言えない。
Meta自身も、Tiramisuを「タイムマシン」と表現している。 これは製品化を目指すものではなく、数年先の未来に実現されるであろう視覚体験を先行して研究するためのプラットフォームなのだ。その目的は、ハイパーリアリズムがもたらす感覚を解明し、将来の製品開発における優先順位を決定するための知見を得ることにある。
なにもわかってねえなこいつ
人間の視野の90%をカバーする圧倒的没入感
Boba 3が実現したのは、水平180°、垂直120°という、まさに圧巻の超広視野角である。
視野角 (FOV): 水平180° x 垂直120°
解像度: 4K x 4K (片目あたり)
角解像度 (PPD): 30 PPD
人間の視野が約200°とされる中、Boba 3はその約90%をカバーする。 これは、Quest 3がカバーする約46%という数値を倍近く上回るものであり、従来のVRヘッドセット特有の「ゴーグルを覗き込んでいる感覚」をほぼ完全に払拭する。 周辺視野までがデジタル情報で満たされることで、ユーザーは文字通りその世界に「存在する」感覚を得るのだ。
驚くべきは、これだけの広視野角を実現しながら、中心部の解像度もQuest 3を超える30 PPDを達成している点だ。 これは、長年の課題であった「視野角と解像度のトレードオフ」に対する一つの解決策を示している。
現実的な技術の集大成という戦略
Tiramisuが未来の技術の結晶であるのに対し、Boba 3のアプローチは極めて現実的だ。量産中のディスプレイパネルや、Metaが10年をかけて投資してきたパンケーキレンズ技術の延長線上にある光学系など、既存の技術を巧みに組み合わせることで実現されている。
この言葉は、Boba 3が技術的成熟度の高いコンポーネントの「最適解」であることを示唆している。事実、VR専用モデル(パススルー機能なし)の重量は660gと、Quest 3にEliteストラップを装着した状態(698g)よりも軽量だ。
もちろん、課題もある。この膨大なピクセル数を駆動するには、現行最高峰のPCとGPUが必須であり、スタンドアローンでの動作は想定されていない。 そのため、すぐに大衆向けの製品となるわけではないが、Tiramisuに比べれば遥かに製品化に近い存在と言えるだろう。
まあ数十年後には実現するんじゃね
ヘッドセットつけるのがめんどくさくなるんだ
軽く20万超えるんよ
あんなの流行らないよ・・・
20インチ三画面とかあったら仕事捗りそう
絶対ぼける
それでいて1ヶ月もすれば飽きるし盛り上がらんのも当然
使う度に安全なエリアを準備する手間を無くすにはそれしかない
どんどん使いにくくなってる
没入感がまったくない
3になって )( こんな感じになったの😞
まだまだなんだけど、AVは抜ける😳


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