2年前NVIDIA株を167ドルで売った男「あの時は利益が出たんだ！俺は損してない！」

これはもちろん冗談だが、エヌビディア株を保有していない人は、そんなふうに感じるかもしれない。

「FOMO（取り残される恐怖）」とは、強い後悔の念である。他の人々が大きな見返りを得ている行動について、あなたもそれを共有できたかもしれないと感じて悔やむことだ。

エヌビディアの好調が長く続けば続くほど、株価が上昇すればするほど、あなたのFOMOは強くなる可能性が高い。ソーシャルメディアを利用する時間が長ければ長いほど、あなたのFOMOは熱を帯びてくる。

中略

ストヤノフさんは2カ月で27％の利益を得た。

エヌビディア株は足元、790ドルを超えた。

ストヤノフさんは「実際のもうけの10倍以上もうけることができたと思うと、素晴らしい気分にはなれない」と話す。「このように感じる日は多い」

ストヤノフさんは、エヌビディア株が割高になっていると考えて売ったのだという。「売ったときは満足だった。マイナスよりプラス（マーク）の方がはるかに良いからだ」

現在のエヌビディア株の状況を見て、ストヤノフさんは「自分が投資する理由は何か。もうけるために投資するのであり、私はもうけている。損はしていない」と自分に思い出させることで、反事実的思考をコントロールしている

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