ニュー速民「岡くんの父親のブログを発見したぞ!これで岡くんのことを根掘り葉掘り調べられる!」

サムネイル
1 : 2024/02/21(水) 12:55:11.43 ID:WKLOmRSG0

ブログのカテゴリー

PC(21)
デジカメ(101)
家族(17)
京都(4)
和菓子(145) ←実質次男自慢
工作(2)
その他(39)

全329記事のうち長男(岡くん)が登場した記事…4つ

ニュー速民「…」

https://5ch.net/

3 : 2024/02/21(水) 12:58:40.34 ID:JyizVX8H0
大河ドラマ作れそう
12 : 2024/02/21(水) 13:09:22.93 ID:hJ9I6xr90
>>3
岡くんブラザーズは室町時代ていえば尊氏ト直義ポジションかな
4 : 2024/02/21(水) 12:59:07.29 ID:jgKlJavy0
URLは?
6 : 2024/02/21(水) 13:01:12.90 ID:5HH4QqTV0
岡あさん『ギャハポテト』
7 : 2024/02/21(水) 13:03:43.40 ID:mCsUg1Tw0
ナッツはまだ生きてるのかな
可愛い犬だよね
8 : 2024/02/21(水) 13:05:06.18 ID:BH9Wot4T0
長男→その他
犬→家族
9 : 2024/02/21(水) 13:05:16.33 ID:ZAmdhRh70
情報がないのが最大の情報とかいう悲しき関係
10 : 2024/02/21(水) 13:05:21.49 ID:aTRU+fSf0
これは、初めて見る岡スレのバリエーションだなw
11 : 2024/02/21(水) 13:08:51.00 ID:6v686u6G0
家族からも見捨てられた男
13 : 2024/02/21(水) 13:09:40.01 ID:5HH4QqTV0
岡くんの弟って凄いよね
唯一の兄弟が岡くんなのによく真っ直ぐ育ったわ偉すぎる😭
14 : 2024/02/21(水) 13:09:44.83 ID:Q0HipNkb0
利明も半ば無かった者にしてるよね、犬より少ないて
15 : 2024/02/21(水) 13:14:35.68 ID:a4g/c5EG0
音うさんのは分かったが岡あさんのは?
17 : 2024/02/21(水) 13:25:25.58 ID:asZ1gzuI0
ひょっとして岡君って幻の存在なのでは?
18 : 2024/02/21(水) 13:29:08.65 ID:sVj1S7GC0
インフルエンザに罹ってた岡くん
19 : 2024/02/21(水) 13:41:22.83 ID:Ng6jvPnz0
直虎も家系図と数行分の記述しか資料無かったのに大河になってたな
始まってから分家筋から女って話はないぞって言い掛かり付いた記憶がある
20 : 2024/02/21(水) 14:10:55.15 ID:R+51UiaB0
カテゴリ:その他
上の子

ユピー💢

21 : 2024/02/21(水) 14:34:17.01 ID:CMrPuTCY0
兄より優れた弟なぞいねえ
は永遠のテーマだな
22 : 2024/02/21(水) 14:57:19.84 ID:crKtQmog0
犬以下だもんな
そりゃ絵の中にハングルで「まだ愛を知らない」とか書いちゃうよね
23 : 2024/02/21(水) 15:32:55.52 ID:Maplz7dt0
>>22
早稲田に行く金出してもらっておいて愛を知らないとか言えるような恩知らず
24 : 2024/02/21(水) 15:40:43.51 ID:tqGBCOSu0
終末の出来事の中で、バルク黙示録が最初に語っているのは、永遠の王国に関することがらである。
 キリスト教の終末論では、この世の終末の後に、彼岸において神の支配する永遠の王国が樹立されるといわれるが、これについてバルク黙示録は興味深い事実を指摘している。バルク黙示録の神の言葉によれば、永遠の王国はこの世の終末が訪れてから作られるものではなく、神がこの世を作ったとき、それと一緒に永遠の王国も作ったのだという。いまはまだ時が満ちていないので、神がそれを預かり、隠しているだけなのである。
 しかし、神はこれまでに何度か、永遠の王国を人間の目に見せたこともあるという。神が永遠の王国を最初に見せたのは、まだ罪を犯す以前のアダム だった。アダムが罪を犯したため、神はエデンの園と一緒に永遠の王国を彼から奪い取ったのである。永遠の王国を見たもう1人はモーセで、奴隷状態になっていたユダヤの民をエジプトから連れ出した彼が、シナイ山にやってきたとき、神はそれを見せたのだという。
時が満ちるのはいつか
25 : 2024/02/21(水) 15:40:51.54 ID:tqGBCOSu0
神が永遠の王国について話してくれたことで、それが必ず実現するのだということはわかったが、それがいつ実現するのかは誰にとっても気になるところだ。バルクもそうだった。これに対し、神は人類の数としてあらかじめ予定されていた数が満ちたときだと答えている。
 最初の人間であるアダムが罪を犯したことで、それ以降に生まれてくる人間はすべて死すべきものと決められた。このとき、神はこの世の終末までに地上に誕生する人間の総数までも決定し、冥界に入るべき死者の数も決定したとされている。この数が満たされたとき、初めて終末が訪れるというのである。
26 : 2024/02/21(水) 15:41:02.37 ID:tqGBCOSu0
メシアの来臨を告げるこの世の乱れは激しいもので、数々の患難と責め苦が人々を襲う。このため、地上の人々はまったく茫然自失の状態になってしまう。この話を聞いたバルクは、患難の時代はどれくらい続くのかと神に尋ねるが、神はそれに答えて、患難は12部に分かれているといっている。第1部では患難の始まりを告げる震動が起こる。第2部では要人たちが殺害される。第3部で多数の人々が死ぬ。第4部では戦争が起こる。第5部には飢饉と干ばつがある。第6部では激しい地震のために地割れが起こる。次は第7部だが、これについては記述が欠落している。第8部では数多くの異変が起こり、悪鬼が出没する。第9部では大火山の噴火および大火事が起こる。第10部では略奪と虐待が繰り返される。第11部では人々の間に不道徳で猥褻な行為が広まってしまう。第12部では、これまでに述べた事柄がでたらめに組み合わさって次々とこの世を襲うのである。
27 : 2024/02/21(水) 15:41:13.51 ID:tqGBCOSu0
しかも、これらの出来事は地上のすべての土地に関わるので、生きている人間でこれを逃れることのできる人間はいないのである。
 バルク黙示録の中にはここにあげた12の出来事を別な言葉で述べている部分もある。それによれば、このときにはくだらない者が高貴な者をあごで使ったり、美しさがさげすまれるといった正常な価値観の逆転が起こると同時に何人もの預言者が出現するといっている。その預言者の中には真実を述べるものもいれば、根も葉もない嘘をつくものもいるという。
 そして、このように混乱した状況の中で、悪人たちはことごとく死に絶えてしまうのである。
28 : 2024/02/21(水) 15:41:26.38 ID:tqGBCOSu0
こうして、地上が大きな混乱に陥った後、メシアが来臨する。このとき、第4の帝国の軍勢はメシアに対して戦いを挑むようだが、メシアはその大軍を全滅し、1人だけ生き残った司令官に縄をかけてシオンの山に引いていく。そこで、メシアはその司令官の罪を告発し、最終的に彼を56す。そして、生き残った正しい信仰を持つ人々を保護し、この世にメシアの王国、いわゆる千年王国を打ち立てるのである。
 ここで打ち立てられる王国は一種の地上の楽園で、けして食うものに困らないような世界だとされている。大地の実りはそれまでの時代の一万倍もあり、1本のぶどうの蔓が千本の枝を張り、1本の枝が千の房をつけ、1つの房が線のみを結ぶほどである。天からマナ の倉が降りてくるので、人々は労せずにそれを食べることができる。旧約聖書に登場する怪物のベヘモトやレビヤタンも人々の食料となるために海から上がって来るという。バルク黙示録によれば、これらの怪物は天地創造の5日目に神が作ったものだが、もともと食料にするために作られたので、このときまでとって置かれたのだという。
29 : 2024/02/21(水) 15:41:39.38 ID:tqGBCOSu0
この時代には、病だとか死、災難といった人間的な苦しみの一切が存在しなくなる。批判や悪口、嫉妬や憎しみなども存在しない。労働も楽しいものになり、例えば大工が家を建てるにも、仕事の方が働き人に合わせて軽快に進んでくれるという。
 こうして、地上の平和な時代がいつまでも続くのである。
死者の復活と最後の審判
 地上に実現されたメシアの王国が何年間続くかについては、バルク黙示録は明確な数字をあげてはいない。永遠であるともいわれているので、千年に匹敵するような長期間であることは間違いない。
 しかし、そのときにも終わりがある。やがて、メシアの滞在期間が満ち、本当の意味でのこの世の終末の時が訪れる。
 このときに、最も重要な出来事として死者の復活が起こる。この復活は、アダム以来、地上に生を受けたすべての人間に起こる。悪人たちや普通の人間たちは大地の中から、人生を立派に生きた義人たちは死後の彼らのために用意されていた特別な倉の中から、生きていたときと同じ姿で復活するのである。そして、義人たちは神の約束が守られたことを知り大いに喜ぶが、悪人たちはまさか本当にこんなことが起こるとは思っていなかったので、大いに後悔することになるという。
30 : 2024/02/21(水) 15:41:52.26 ID:tqGBCOSu0
ヨハネの黙示録などでは、死者の復活に続いて最後の審判が行われることになるが、バルク黙示録では神の玉座の前でまるで裁判のような形式で最後の審判が行われるという記述はない。しかし、最後の審判が存在しないというのではない。バルク黙示録では、復活した死者たちがいつの間にか義人と悪人に分離されてしまうというような形で最後の審判が行われているように感じられる。というのは、復活後、日がたつにつれ、義人たちと罪人たちの見た目に変化が生じるからである。それが何日後なのかはわからないが、復活して定められた日が過ぎると、罪人たちはみな、これから彼らが受けなければならない拷問に絶えられるように、とても悪い姿に変化してしまうのである。反対に、義人たちはまるで天使のように美しい姿になり、いままでは目に見ることのできなかった光輝く楽園、つまり神の王国の存在を目の当たりに見るのである。こうして、義人たちは永遠に神の王国の住人となるのだという。
32 : 2024/02/21(水) 15:42:21.76 ID:tqGBCOSu0
エノク書の著者の時代が第7週だとされていることから、この著者がすでに世界の歴史の後半あるいは末期ともいえる時代に生きていたと考えていたことはわかる。エノク書には、メシアの来臨がいつになるのかはっきりと示されていないが、第8週には不法な者たちが裁かれるとされているので、著者の時代からそう遠くない将来にこの世が改善されると考えていたことは確かである。もしかしたら、その時代にメシアの来臨があると考えていたと想像することもできるだろう。

■メシアの来臨とその時代

 エノク書の中でメシアの来臨や最後の審判について書かれてある部分は、エノク書全体の中では最も新しい時期(紀元3世紀頃)に書かれたといわれている。これはヨハネの黙示録が書かれた時代(紀元1世紀頃)よりも後代にあたっている。したがって、メシアの来臨によって地上に平和な正義の王国(千年王国)が樹立され、それが長期間続いた後でこの世の終末及び最後の審判の時が来るという思想は十分に知られていたらしく、エノク書の中にもそれに類した思想が読み取れる。

33 : 2024/02/21(水) 15:42:33.87 ID:tqGBCOSu0
他の黙示思想と同様に、エノク書でも、メシアが来臨前の時代は悪い時代だとされており、暴虐が倉から出てきて地上に住み着いているとしている。このような時代に、まず正しい信仰を持つ人々の集団が出現し、罪人たちを地上から追い立てるが、まさにこのときにメシアが来臨するとされている。メシアはやはり人の姿をしているらしく、人間のような顔をしており、高齢の神に従っているとされている。メシアの来臨は義人たちの力を増すことになり、権力者たちも滅びて義人や聖人に引き渡される。このときには天使たちも天から降りて来るが、義人の姿はそれまでよりも美しくなっているらしく、天使も義人も同じ種類の存在のようになってしまう。そして、義人たちは自分たちの安住の地を見つけ、すばらしい時代が永遠に続くのだという。
 このような時代がいつやってくるかは明確に示されていないが、このときの出来事を前述した10週の歴史と比べてみると、やはり第8週あたりにメシアが来臨するように思えるのである。
 ところで、メシアの来臨は地上から罪人や悪しき権力者たちを追い立てることになるが、こうして追い立てられて者たちは単純に死んでしまうのではないらしい。このときには彼らには住むべく場所がどこにもないので、彼らは天に昇るのでも地に住むのでもなく、最後の審判の日まで生き殺しの状態でいるのだという。
34 : 2024/02/21(水) 15:42:50.19 ID:tqGBCOSu0
■最後の審判とその結果

 メシアが支配する時代は永遠といわれているが、その時代にも終わりが訪れる。このとき、この世は終末を迎え、最後の審判が行われるのである。
 最後の審判に当たって、冥界にいたすべての死者が復活するというのは他の黙示思想と同様である。復活した死者たちはみな、神に従っているメシアの座の前にやってくる。ここで裁きが行われ、善人たちは永遠の天国に、罪人たちは永遠の地獄に赴くわけだが、エノク書では裁判の席でメシアが何かをいうと、その言葉だけで罪人たちは滅ぼされ、消え去ってしまうとされている。悪しき権力者だった者たちの中には、このときになって神に執行猶予を求めるものもいるが、それは当然無視される。そして、裁かれた罪人たちは地獄の激しい炎の中に投げ込まれるのである。

35 : 2024/02/21(水) 15:43:03.51 ID:tqGBCOSu0
善人や義人たちはどうかというと、最後の審判によって救われた彼らは、その日以降は神と一緒に暮らすことになり、悪人たちの顔は二度と再び見ることはないという。ただ、最後の審判の日だけは別らしく、懲罰を行う天使たちが悪人たちに拷問をくわえる様子を見物できるとされている。善人や義人が暮らす世界は一面に木々が生い茂る祝福された場所だが、その中に悪人たちが責められる深い谷があり、義人たちにとって、それが永遠の見せ物になるという記述もある。
 いずれにしても、最後の審判で決定された運命は、その後永遠に変わることはないのである。
36 : 2024/02/21(水) 15:43:17.19 ID:tqGBCOSu0
■ノアの大洪水の原因を作った堕天使たち

 宇宙的規模の世界の終末とは別に、エノク書にはノアの大洪水を巡る出来事も詳しく記されている。ノアの大洪水については本書(p**参照)でも紹介しているので、ここで大洪水が起こされた事情について、エノク書の語るところを見ておきたい。
 『創世記』では、大洪水直前の出来事については、地上の人間の娘が美しいので、天使たちがその娘たちと結婚して子孫(ネフィリムと呼ばれる)をもうけ、その後地上の人間が悪いことばかりするようになったことくらいしか記されていない。神がこの様子を見て、人間たちを滅ぼすために大洪水を起こしたというのである。

37 : 2024/02/21(水) 15:43:30.31 ID:tqGBCOSu0
しかし、エノク書では、このとき人間の娘たちと結婚した天使たちのうち、代表的な者の名が挙げられている。それによれば、人間の娘との結婚に関して最も罪深かった天使はシェミハザである。というのも、天使たちが人間の娘たちに恋心を抱き、その娘たちの中から自分たちの嫁を選ぼうと話し合ったとき、シェミハザが他の天使たちに最後の決断を促したからである。こうして、人間の娘たちと結婚した天使たちの数は200人に達した。その結婚からは子孫が生まれたが、それは身長が1500mもあるとてつもない巨人たちだったという。
 『創世記』では、人間の堕落の原因が天使たちだとは記されていないが、エノク書ではその原因も天使たちによってもたらされたとされている。その原因は、天使たちが人間たちにもたらした各種の技芸にあった。これに関してとくに罪深いのはアザゼルで、彼は剣、小刀、盾、胸当ての作り方、腕輪や飾りなどの金属製品の作り方、染料の作り方などを人間に教えたが、これ以降に人間は道を踏み外したという。このため、エノク書には「全地はアザゼルのわざの教えで堕落した」とも記されている。
 このように人間を堕落させた天使たちに大きな罪があるのは当然で、最後の審判の時にはこれらの天使たちも裁かれて、地獄に落とされるのだという。
39 : 2024/02/21(水) 15:44:02.96 ID:tqGBCOSu0
■終末の到来を予言する徴の数々

 世界中の都市や国を襲う不幸は、もちろん終末の徴といえるものだが、シビュラの託宣では都市や国家とは関係のない徴についても述べられている。
 最もはっきりとわかる徴には、空に輝く冠に似た星がある。この星は終末が近づいたとき空に出現し、数日間地上を照らすとされている。すると、信仰のある人々には、これが終末の徴だということがわかるので、彼らはみな日頃の行いに気をつけ、神に選ばれるように努力し始めるとされている。しかし、悪い徴も多い。終末が近づいたとき、戦争や飢饉や疫病が人々を襲うというのはありきたりだが、この時期になると子供たちは生まれたときから白髪をしているという。飢饉のためかも知れないが、各地で子供たちが両親を食べるという痛ましい出来事も起こる。最後には、女たちはもう子供を生まなくなってしまい、そうなったときには本当に終末も近いのだという。この頃には、地上に多くの偽預言者が出現し、さまざまな予言で人々を惑わす。ベリアルという悪魔もやってきて、人々にいろいろな徴を見せるという。しかし、たとえこのような時期が来ても、地上で生きている信仰心のない者たちの多くは、それが終末の徴だと悟ることはないとされている。

40 : 2024/02/21(水) 15:44:20.03 ID:tqGBCOSu0
■わらを食うライオン

 この世の終末の徴となる数々の不幸によって地上が混乱しているときに、天からメシアが降りてきて、地上に幸福な王国を建設することになるわけだが、シビュラの託宣によれば、メシアが登場してからも、地上に完全な平和が訪れるまでにはいくつかの紆余曲折があるらしい。
 東から地上にやってきたメシアは、不信心者や悪しき権力者を56すことで地上の戦争を終結させる。これによって、地上に平和が回復し、大地も海も豊かになる。ところが、こうして世界が豊かになると、地上の王たちの間に互いを妬む心が芽生え、より豊かな土地を奪うために、無意味な争いが起こってしまうのである。この争いを静めるために、神は天から火の剣を降らす。それから、硫黄や石の嵐を巻き起こす。このような恐ろしい出来事によって、地上の悪は今度こそ壊滅し、地上においてメシアの支配する幸福な永遠の王国が樹立されるのである。
 この王国はこの上なく豊かで善良な世界である。地上からあらゆる争いは消えてしまうし、大地は豊かで穀物は無尽蔵に実り、泉から白く甘い乳が吹き出す。果樹、果実、肥えた羊、牛、山羊などは天から与えられる。争いがないのは人間の間だけではなく、凶暴な動物までがおとなしくなってしまう。肉食であるはずのライオンがわらを喰うようになり、マムシが人間に害をくわえることもなくなるのである。

41 : 2024/02/21(水) 15:44:43.20 ID:tqGBCOSu0
■静寂に戻る世界

 メシアの王国は永遠といえるほど長く続くが、それでもいつかはその時代は終わり、この世の終末がやってくる。
 この終末は宇宙的規模の終末なので、当然のように宇宙的規模の破滅が起こることになるが、シビュラの託宣はこの出来事についても詳しく語っている。
 それによれば、終末の日になると、空の雲の中に歩兵や騎兵が出現して激しい戦争が起こり、宇宙のすべてが黒い霧に覆われてしまう。ヨハネの黙示録にあるように、この日に天使のラッパが鳴り響くという記述もある。それから、おそらくは溶鉱炉で燃えているどろどろの鉄のような燃える火の川が空から地上に降り注いできて、大地も海も川も何もかも滅ぼしてしまうのである。しかし、これでも破壊は終わらない。この日に起こる破壊は徹底的なもので、この世のすべてが消えるまで続く。つまり、空気、大地、海、火といった要素的なものまでが最後には消え失せてしまうのである。世界は完全な無秩序になり、どんな物音も聞こえなくなる。こうして、古い世界はなんの痕跡もなく消え失せてしまうのである。

42 : 2024/02/21(水) 15:45:02.35 ID:tqGBCOSu0
■冥府の門を開けて死者を復活させる天使ウリエル

 世界に完全な終末が訪れたとき、最後の審判を受けるためにすべての死者たちが復活する。シビュラの託宣には、このときに活躍する天使たちとして、バラキエル、ラミエル、ウリエル、サミエル、アザエルの名が挙げられている。なかでも最も大きな活躍をするのはウリエルで、この天使が絶対に開くことのない黄泉の扉の鋼の巨大なかんぬきを壊し、死者たちを復活させるのである。それから、他の天使たちも一緒になって、死者たちを神の前に連れていくのだという。死者が復活するときには、神によって、死者たちが生前に持っていた魂、息、すべての関節、骨、肉、腱、血管、皮膚、前髪などが与えられる。したがって、死者は生前と同じ姿で復活することになる。
 シビュラの託宣は古代のギリシアやローマの人々を読者として書かれているだけに、黄泉から復活するものの中に、ティタンやギガス といったギリシア神話に登場する神や怪物の名も上げられている。
 最後の審判は悪人ばかりでなく、善人や義人を含めたすべての人間が受けるものなので、復活して神の前に連れて行かれるものの中には、旧約聖書に登場する偉大な人々の名も含まれている。それは、モーセ、アブラハム、イサク、ヤコブ、ヨシュア、ダニエル、エリヤ、ハバクク、ヨナといった人々である。
 このようにして、すべての死者が復活し、神の前に連れて行かれ、そこで最後の審判が行われるのである。

43 : 2024/02/21(水) 15:45:21.29 ID:tqGBCOSu0
■3倍にもふくれあがる悪行

 終末に起こる最も重要な出来事である最後の審判は神とメシアであるキリストの前で行われる。神が玉座に着くと、その右側にキリストが座し、その背後に多くの天使たちが控える。
 この審判によって悪人たちは永遠の地獄に、善人たちは永遠の天国に送られるというのは当然のことだが、シビュラの託宣には地獄に送られる人間の種類について具体的にたくさんの例が挙げられている。その人間とは、以前に悪事を行ったもの、殺人を犯したもの、犯罪を知っていたもの、嘘つき、泥棒、道楽者、寄食者、姦通者、悪い噂をたてるもの、乱暴者、無法者、偶像崇拝者、神をなおざりにしたもの、涜神の徒となったもの、敬虔なものから略奪したもの、長老や執事でありながら不正な裁判を行ったもの、尊大なもの、高利貸し、などなどとなっている。こうした者たちが、最後の審判によって地獄に送られるのである。彼らを地獄へと運ぶのはやはり天使の仕事で、このとき天使たちは炎を放つ鞭と火の鎖を持ち、罪人たちを壊れることのない枷でしっかりとしめつけて、真夜中に地獄に投げ込むのだという。そして、地獄に堕ちた者たちは、火で焼かれたり、渇きや暴力で罰を与えられ、自分たちの行った悪行の3倍分も苦しむことになるのである。
 これに対して、善人たちが赴く天国は苦しみのない場所で、酒、蜜、乳に溢れた場所だとされている。そこでは財産も共有なので、土地を区切る柵もなく、貧乏人も裕福な人も、身分の高低もなくなっている。結婚とか死も存在せず、売ったり買ったりもない。一日は十分に長いので、日の入りも日の出もなく、どういうわけか春夏秋冬という季節も存在しないという。こうして、人々は何の心配事もなく幸福に生きるらしい。

44 : 2024/02/21(水) 15:45:40.93 ID:tqGBCOSu0
■エズラ記(ラテン語)の予備知識

 聖書の正典及び外典・偽典の中で、エズラの名が冠されている文書は旧約聖書正典に含まれるエズラ記の他に、エズラ記(ギリシア語)、エズラ記(ラテン語)がある。ここで扱うのは、このうちのエズラ記(ラテン語)である。エズラ記(ラテン語)は一般に旧約聖書外典とされる文書で、現在の聖書では旧約聖書続編に含まれている。
 エズラ記(ラテン語)はもともとは異なる起源を持っていた3つの部分(1~3章、3~14章、15~16章)から構成されている。それぞれの部分は一般に第五エズラ記、第四エズラ記、第六エズラ記といわれる。成立時期は第五エズラ記が紀元2世紀中期、第四エズラ記が紀元100年頃、第六エズラ記が紀元3世紀後半だとされている。いずれの部分も終末に関する記述を持っているが、なかでも第四エズラ記と呼ばれる部分は、ユダヤ教黙示文学の代表的な文書だといわれている。本書で紹介する終末の光景も、第四エズラ記に記述されているものである。

コメント

タイトルとURLをコピーしました