サムスン「もう高いスマホは売れない。廉価スマホに光学手ブレ補正つけてブレイクスルー起こすわ」

サムスン電子、低価格ギャラクシーモデルもOIS適用

サムスン電子が低価格のスマートフォンにも光学式手ブレ防止（OIS）機能を適用する。過去フラッグシップ製品のみに搭載されたOISを今年ギャラクシーAシリーズの一部のモデルに続き、来年ギャラクシーAシリーズ全般に拡大する見通しである。カメラの性能を中心に競争する重スマートフォンの競争力強化の次元である。

3日、業界によると、サムスン電子は来年中低価格ギャラクシーAシリーズ全般にOISを拡大適用する計画であることがわかった。サムスン電子は昨年まで、ギャラクシーSとノートシリーズなど主力製品のみOISを適用したが、今年はギャラクシーAシリーズの上位ラインナップにOISを適用し始めた。

OISは、写真を撮影するときのブレを防ぐ。カメラモジュールに搭載したジャイロセンサーがスマートフォンの動きに応じてレンズを反対方向に移動して揺れを相56する。スマートフォンでは、背面のメインカメラにOISを主に適用する。

背面のメインカメラ画素基準でOISは、今年6400万画素中心から来年には4800万画素まで拡大適用する。2021年ギャラクシーAシリーズの中ではA72（6400万画素）とA52（6400万画素）、A22 4G（4800万画素）などのメインカメラにOISを選別適用した。ギャラクシーA7とA5、A2は販売量が多いモデルである。

今年の残りギャラクシーAモデルであるA42（4800万画素）、A32（4G：6400万画素・5G：4800万画素）、A22 5G（6400万画素）などのメインカメラには、OISより性能が落ちる既存のオートフォーカス（AF ）を適用した。来年出てくる後続作はOISを適用するものと見られる。

サムスン電子がOISを拡大適用することは重製品の競争力強化の次元である。シャオ米などの中国企業は、ハイスペックスマートフォンを低価格で販売し、市場シェアを増やしている。アップルは来年上半期に普及iPhoneのSE 5Gモデルを発売する予定である。昨年上半期アップルが発売したiPhoneのSE（基本形価格55万円）も既にOISと無線充電を搭載した。

OIS拡大適用にサムスンのスマートフォンのカメラモジュールパートナーであるパトゥロンとエムシーネックス、パワーロジックスなどは小幅恩恵が予想される。10ドル前後であるカメラモジュール単品価格でイメージセンサー・レンズの割合は70％、OIS・アクチュエータの割合は20％水準である。一般的に、OISは、アクチュエータと結合して、カメラモジュールに搭載する。OIS価格はAFより15％以上高い。カメラモジュールベースで3％前後の平均販売価格の上昇を期待することができる。

同時に競争も拡大すると思われる。サムスン電子のスマートフォン2次部品パートナーであるジェヨンソルルテクがOISカメラモジュール市場に進出すると、2日発表した。投資規模は150億ウォンだ。ジェヨンソルルテクは早ければ4四半期、サムスン電子のOISカメラモジュールを供給する計画だ。

ギャラクシーAシリーズ用カメラモジュール市場は、サムスン電気もある。サムスン電機は、これまでフラッグシップスマートフォンのカメラモジュールに集中したが、昨年のギャラクシーS20シリーズの販売不振などサムスンプレミアムスマートフォン立地萎縮で、今年はギャラクシーA22モデルにもカメラモジュールを供給している。

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