HDD大手Seagateの四半期業績、11年ぶりに利益率が過去最高を更新
ハードディスク装置(HDD)の大手ベンダーである米Seagate Technology(以降はSeagateと表記)と米Western Digital(以降はWDと表記)が、四半期の業績を相次いで公表した。発表日(米国時間)はSeagateが2026年1月27日、WDが同年1月29日である。そこで今回と次回は、Seagate(今回)とWD(次回)の四半期業績を続けてご報告する。
Seagateの会計期間は7月から始まり、6月を決算月とする。1月27日に同社が発表したのは2025年10月~12月期の四半期業績であり、会計年度表記では「2026会計年度第2四半期(Q2FY26)」となる。
2026会計年度第2四半期(2025年10月~12月期)の売上高は、前四半期(前期)比7%増、前年同期比22%増の28億2500万米ドルである。前期比は3四半期連続の増加、前年同期比は7四半期連続の増加となった。引き続きデータセンター向け大容量HDDの需要が強い。
営業損益は前期比での増益が続く。Non-GAAPベースの営業利益は前期比18%増の9億100万米ドル、GAAPベースの営業利益は同21%増の8億4300万米ドルである。
粗利益率はNon-GAAPベースが42.2.%、GAAPベースが41.6%となった。前四半期(前期)と比べてそれぞれ2.1ポイント増、2.2ポイント増である。売上高営業利益率(営業利益/売上高)はNon-GAAPベースが31.9%、GAAPベースが29.8%となった。前四半期(前期)と比べてそれぞれ2.9ポイント増、3.4ポイント増である。筆者の手元にある過去の売上高営業利益率(GAAPベース、2013年4月~6月期以降)では2014年10月~12月期の28.5%が最も高い。今期の29.8%は、11年ぶりに過去最高を更新したことになる。
https://eetimes.itmedia.co.jp/ee/articles/2602/04/news026.html
Seagateは前期の四半期業績から、製品分類を変更した。前々期までは「HDD製品」と「その他(SSDやシステム・ソリューションなど)製品」に大別していた。前期からは顧客分野別に「データセンター(Data Center)」と「エッジIoT(Edge IoT)」に大別した。「データセンター」は、クラウドおよびエンタープライズ向けニアライン製品と、画像データ(VIA:video and image applications)向け製品で構成される。「エッジIoT」には「データセンター」向けを除く全ての製品をまとめた。デスクトップPC用HDDとSSD、ノートPC用HDDとSSD、外付けのHDDとSSD、デジタルビデオ録画用HDD、ゲームコンソール用HDDなどは「エッジIoT」に属すると思われる。
これらの定義に基づき、発表資料では売り上げと総出荷記憶容量を四半期ごとにまとめていた。
2026会計年度第2四半期(2025年10月~12月期)における「データセンター」向け製品の売上高は前期比5%増、前年同期比28%増の22億2400万米ドルである。売上高全体の79%を「データセンター」向けが占める。全体の売上高に占める「データセンター」向けの比率は前期比で1ポイント減、前年同期比で4ポイント増となった。
2026会計年度第2四半期(2025年10月~12月期)における「エッジIoT」向け製品の売上高は前期比17%増、前年同期比2%増の6億100万米ドルである。全体の売上高に占める「エッジIoT」向け製品の割合は21%となり、前期から1ポイント上昇、前年同期から4ポイント低下した。
https://eetimes.itmedia.co.jp/ee/articles/2602/04/news026_2.html
HDD製品の総出荷記憶容量は前期比5%増、前年同期比26%増の190EB(エクサバイト:1018バイト)である。HDD製品は「ニアライン」と「ニアライン以外」に分かれる。
「ニアライン」の総出荷記憶容量は前期比4%増、前年同期比31%増の165EBと拡大した。またドライブ当たりの記憶容量は前年同期比で22%増となった。出荷台数は前年同期と同様の水準なので、大容量化が総出荷記憶容量の拡大をけん引していることが分かる。
「ニアライン以外」の総出荷記憶容量は25EBである。前期と比べて13%増え、前年同期とは同じだった。
(次回に続く)
https://eetimes.itmedia.co.jp/ee/articles/2602/04/news026_2.html
モウムリ
利益主義クソくらえ
寡占が進んだ結果


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